【vol.12】魔神に奪われた48の部位を取り戻せ。原作で描かれなかった結末を見よ!!『どろろ』

-ゲームセンターATrACT-ゲーム図鑑vol.12

どろろ

もはや日本国民のだれもが知っているであろう伝説の漫画家「手塚治虫」。彼が生み出した作品の一つである「どろろ」を原作にゲーム化したアクションゲーム。

ぶっちゃけ言うと、隠れた名作だと思います。

ちなみに、勘違いしてる人いるけど、

主人公の名前はどろろじゃないから!

主人公は百鬼丸って言うんだよ。覚えておいてね。
(ここだけの話、俺もゲームやるまで知らなかったんだけどね。)

舞台は48体の魔神が人々を苦しませ、悲しませる戦乱の世。
ある日、魔神を倒すため光の子が生まれるが48体の魔神たちは先手を打ち、この赤子のあらゆる部位を奪い取ってしまった。

しかし、ブラックジャックばりの天才医術師の寿海がこの光の子の窮地を救うのだった。
この光の子ッ、まさに神が誕生させたハイスペックベイビー!
故に強靭的な生命力を持っていたッッッ!

しかもテレパシーで心に直接語りかける能力付きなので声帯とられてても話せる。マジヤベーイ。
(コイツ脳内に直接ッ)

ブラックジャック寿海も「この赤子マジヤベーイ」と思い、奪われた部位をからくり・義手・義足・義眼で補う手術を行い、乱世を生き抜く知識を授けた。そしてこのグレートな子に百鬼丸と名付けた。

体が不完全にもかかわらず天才的な運動能力発揮した百鬼丸は、寿海のもとで18歳を迎えたとき、天から

「お前の部位奪った魔神全員ぶちのめせばよぉぉ、お前の体は元通りになるんだぜぇぇぇえ!!(ジョジョ立ち)」

というお告げを聞く。百鬼丸は魔神をオラオラするため、全身に武器を仕込む手術を寿海に頼む。

こうして己の体を取り戻すため、全身を凶器に変えた百鬼丸の長き戦いが幕を開けた。


株式会社レッド どろろ紹介ページより

途中適当なあらすじ書いてすみませんでした(謝罪)

結論から言うと、ゲームとしての完成度が良いです
単なるキャラゲーと見てたら痛い目を見る作りになってますので、その点は安心して楽しんでください。

ゲームの概要は各章ごとに作られたステージ内を自由に行き来して物語を進めていき魔神を倒しながら物語を進めて行くといったものになっている。

↓ゲーム画面はこんな感じ。


株式会社レッド どろろ紹介ページより)

百鬼丸の攻撃は
・仕込み刀(義手の中にある刀を振る)
・太刀(義手をはめて太刀を振るう)
・上腕火砲というかマシンガン(右の義手上腕に埋め込まれてる)
・脚部大筒-忍ビ怒雷-(読みは”しのびどらい”右の義足に仕込んだ大砲)
で行う。太刀以外は全部体に入ってる。

ステージ上には雑魚的-妖怪-が多数配置されていて、これを倒すことで基本武器の一つである仕込み刀のレベルが上がっていき攻撃力が上昇する。

妖怪=雑魚
魔神=ボス(中ボス含む)

といったところ。
ボス戦はは雑魚戦とは一味違ったバトルに。

↓自分の体の何倍もの巨体の魔神との死闘


株式会社レッド どろろ紹介ページより)

さて、そんな本作特に魅力的なポイントが三つあります。
順に説明しましょう。

1:声優がいい!

『どろろ』の主人公-百鬼丸-のCVはなんと杉田智和さん。
銀魂の銀さんの声で有名ですね。あとはブレイブルーのラグナとかね。
本作は凄く真面目に声当ててるのでクールな演技でかっこいいですよ。
真面目にふざけるとだいたいとんでもないキャラになるよね。

しかもその旅をサポートする、どろろのCVは、大谷育江さん。
こちらはONE PIECEのチョッパーや、名探偵コナンの光彦の声で有名な声優さんですね。
どろろは光彦のイメージの声であてていますが、マッチしててgood。

このお二人がメインキャラでいい演技してくれますんで、きっとムービーも飽きずに見れますよ。


株式会社レッド どろろ紹介ページより)
青い方が百鬼丸(CV:杉田さん)、赤い方がどろろ(CV:大谷さん)。

2:部位の欠如、奪還の表現に工夫あり!

主人公「百鬼丸」は、あらすじにも書いたように様々な部位(手、足、目、鼻…etc)が奪われた状態でスタートします。
当然その影響は攻撃力や防御力、素早さなどのパラメーターにも影響を及ぼします。だから魔神を倒して体を取り戻す度にもちろん強くなるんですが、強調したいのはそこじゃない。

体を取り戻したんだ、ってことが感じられるようにゲームで工夫されてるんです!

例えば、足を取り戻すとダッシュというアクションが追加されるんですよ。

最初は仕込み刀の攻撃は左右の仕込み刀での攻撃ですが、
仕込み刀が装備された左手を取り戻すと、なんと仕込み刀の刃が太刀に装備されて、
右手の仕込み刀と左手の太刀を振るうスタイルに変わるんですよ!
攻撃範囲がだいぶ広くなるので「左手戻ったなぁ」感が上がります。

極め付けは、

目を取り戻すと、画面に色がつくんです!

というかね、目を取り戻すまで百鬼丸は心眼で世界を感じ取っているという設定なので、色がわからないんですよ!
だから、ゲームの風景も白黒なんです!
でも目を取り戻したら色のある風景に百鬼丸も感動するんですよ。
プレイヤーもそりゃ感動しますよ。

しかもちゃんと進行に配慮して最初の方で目は取り戻せるので、スタッフのそういった遊び心が際立ってるわけですよ。

百鬼丸が体を取り戻していくのをプレイヤーも感じられていいね!

3:手塚治虫が書かなかった結末をオリジナルストーリーで完結!

一番押したいのはコレ!!!!

これがあるからこそ、原作ファンにもおすすめしたい!

実は原作では百鬼丸がどろろと別れて、いわゆる

「俺たちの戦いはこれからだ!」END

みたいな感じになって、その後百鬼丸と魔神の戦いがどうなったかはわからないんですよ。

この『どろろ』は一味違う!!

なんと、すべての魔神との戦いが収録され
真のラスボスとして最後の魔神との死闘がプレイできる。

あ、そこのあなた、オリジナルと聞いて
「まーたアニメの実写映画みたいな中途半端な展開やないの?」
と思ったでしょう。待って待って。

個人的にオリジナルストーリーの完結としていい出来だったと思います。
賛否あるとしても、間違っても原作を落とすようなエンドではないと主張したい。
すっきりとした終わりで個人的には最後まで楽しめました。

あと、このオリジナルストーリー、

お年ごろになったどろろが見れます。結構かわいいです(個人的感想)

気になるオリジナルの展開での結末、そして成長したどろろが見たいかたはご自身でプレイしてみてください!

総評:87%
オススメ度:★★★☆☆

作品データ
タイトル:どろろ
開発:SEGA,RED
原作:手塚治虫『どろろ』
発売日:2004
ハード:PlayStation2
ジャンル:アクションアドベンチャー