【vol.5】全世界の洗い物めんどくさい星人に贈る魔法の料理。『オンリーフライパンチャーハン』

どうも、花のズボラ大学生・吉野シンゴです。

時の移ろいゆく速さというのは恐るべきもので、季節はもう春でございます。
出会いと別れとひとり暮らしの季節・春。

地元を離れ、ひとり暮らしを始める新大学生・新社会人の方も多いのではないでしょうか。
「よし!ひとり暮らしを始めたら、毎日お料理がんばるぞい。」
そんなことを考えている君たちにこの言葉を贈ります。

「どうせ2ヶ月でやめる。ソースは俺」

はい、これは、上京当初はめちゃめちゃ自炊するつもりで、「食費一ヶ月一万円生活」などという過酷な課題を己に科し、お料理ブログ的なことをしていたという輝かしい実績を持つ吉野シンゴ氏の言葉です。重みが違いますね。

さて、-ATrACTレストラン-開設1ヶ月を祝して、本日の放送ではなんとスペシャルゲストをお呼びしています。それでは登場していただきましょう。
全日本めんどくさい委員会委員長・吉野シンゴさんです。

吉野:どうもー、めんどい星からやってきためんどい王子・吉野シンゴです。よろしく。
司会:本日はよろしくお願いします。早速ですが吉野さん。地球温暖化・環境汚染・海水面の上昇に並び近年社会問題とまでなっている「自炊しないひとり暮らし大学生」はどうして生まれてしまうのでしょうか。
吉野:そうですね、光熱費の上昇・野菜の不作・妖怪の仕業など、自炊が滞るのには様々な要因が考えられますが、一番はなんといっても「面倒くさい」でしょう。あと包丁がこわい。
司会:なるほど。それは大問題ですね。何か対策は無いものでしょうか。
吉野:「面倒くさい」にも様々な要素があり、私が最も面倒に感じるのは洗い物なのです。大体にして料理自体はとてもとても楽しいのですが、その楽しさの後に地獄のようにつまらない洗い物があるのです。そこで私は考えました。洗い物を極限まで無くせば、世に蔓延る自炊しない大学生たちは皆いっせいに自炊を始め、経済は潤いお財布は喜び、環境汚染ばりの社会問題は解消し、地球は再び回りだすのではないのかと。

図らずも地球の命運を背負ってしまった私が考案する、究極の洗い物めんどくさくない料理が、コチラです。
なんと調理に使う道具はフライパンのみ!これにはどんな重度のめんどくさがり野郎でもキッチンに立たずにはいられない!!

では、実際につくっていこう。

オンリーフライパンチャーハン

材料
卵:2つ
ハム:8枚
きざみねぎ:半袋
マヨネーズ:たっぷり
塩コショウ:たっぷり
ごはん:一合

つくりかた
1.フライパンにご飯を乗せる。きざみねぎをまぶす。
2.手でハムをちぎる。
3.マヨネーズをかける。
4.炒める。
5.卵をかき混ぜながら炒める。
6.塩コショウで味付けして完成☆

材料はコレだけ!フライパンに納まっちゃいますね。

1.フライパンにご飯を乗せる。きざみねぎをまぶす。

Q.もともと刻んである「きざみねぎ」を使うのは反則では? A.いいんですよ。

2.手でハムをちぎる。

包丁は怖いので使いたくありません。恐怖という感情は時に面倒くさいを勝ります。

3.マヨネーズをかける。

1~3まで見事にこなしきった図がコチラ。良い感じに野蛮ですね。

4.炒める。

5.卵をかき混ぜながら炒める。

 コレを、

こうして、

こう。

国語の先生もびっくりの三段活用。

6.塩コショウで味付けして完成☆

はい、完成でございます!
もう、フライパンのまま、炒める時に使った箸で戴いちゃってくださいな。ここまで来たら食器なんて洗っていられません。

と、いうわけでフライパンだけでつくる絶品チャーハンのご紹介でした。
世に蔓延る愛すべき自炊しない大学生はコレを参考に台所に立ってみよう。そこから、世界は始まります。

では、私は社会問題を解決した功績を称えられる為、「社会問題解決したで賞」の授与式に行って参ります。

授与式のレポートは、また今度。それでは。