東京タラレバ娘

東村アキコ講談社 2014-09-12

「もっとキレイだったら…」「いい男が現れれば…」
タラレバばっかり言ってたら、あっという間に33歳。

脚本家の鎌田倫子(33)は、高校時代からの親友である香(33)・小雪(33)と来る日も来る日も「女子会」を繰り返していた。
若い頃は、カフェで優雅に開かれていた女子会も、今では大衆居酒屋「吞んべえ」でタラの白子とレバーをつまみに飲んだくれる日々…

「オレに言わせりゃあんたらのソレは女子会じゃなくてただの…
　行き遅れ女の井戸端会議だろ」

金髪イケメン(25)に突如突き付けられたオバサン宣告！

更には、超絶毒舌なタラとレバーの妖精まで見え始める始末…

迷走を続けるタラレバ娘たちの明日はどっちだ！？

というわけで、かなりしんどい内容を描いているハズなのに
東村流のテンポの良いコメディセンスでグイグイ読ませられた…！

タラちゃんとレバちゃんに向かって叫ぶ、「タラレバ」との別れのシーンはとても良かったです。
あの演出の為のタラとレバーの妖精だったのか…！？

幸せを掴みかけて掴み損ねて(自ら手放して)。
浮いて沈んで大忙しのタラレバ娘3人組。

大迷走の果てに彼女たちが見つけ出した、本当の「幸せ」の答えとは…？

コメディセンスは抜群だが、描いてることは本当に重いから、精神的ショックに気を付けてくれ！

ま、私はアラサーでも女でもないので(ほぼ)ノーダメージですがね。

さぁ、世のタラレバ女たちよ！
この漫画を読んで、阿鼻叫喚するが良い…！！

総評：71％
オススメ度：★★★★☆

作品データ
タイトル：東京タラレバ娘
作者：東村アキコ
巻数：全9巻
発表年：2014～2017
掲載：Kiss
出版：講談社

東村アキコ講談社 2014-09-12