【vol.11】奇妙な魔神に殺してほしいと頼まれた。『君の目的はボクを殺すこと3』

-ゲームセンターATrACT-ゲーム図鑑vol.11

君の目的はボクを殺すこと3

君の目的はボクを殺すこと3

君の目的はボクを殺すこと3

以前デビルメイクライ3を紹介したときにも3でしたが、今回も3の紹介。

3とありますが、ゲーム冒頭で「前作プレイ者そっこく立ち去るんだ!」と言われるぶっとんだゲーム。公式が前作やってない人推奨してるので大船に乗った気持ちでプレイしてください。


↑ゲーム画面のスクリーンショット
(ネタバレと思わしきところは黒で塗りつぶさせてもらいました)

ゲーム性としては画面に落ちてくる「タマちゃん」という生き物をつぶすことで猫のような顔をした謎の魔神(以下魔神と略)を殺し、それで得た資金で自分をパワーアップ。さらに殺しの効率を上げていき、なぜか無数にいる魔神を殺していくていくというもの。

文面では恐ろしいが、結構マイルドな仕上がり。

物語はこのゲームを開いたときに、魔神から「僕を殺してほしいんだ」と頼まれるところから始まる。なるほど意味が分からない。

自分の殺し方を丁寧に説明され、苦手なもの「タマちゃん」と呼ばれる生き物もプレイヤーに与えてくる。もう殺される側が準備ばっちりです。

心を鬼にして一体を手に掛けるとポーズが違うだけの全く同じコイツが話しかけてくるではないか。

このようになぜかいっぱいいるコイツらを次々と殺していくのが本作の主な目的。

魔神の殺害のサポートに、魔神をともに殺してくれる神話などでおなじみの神々(魔神が自分で持ってくる)や、プレイヤーの攻撃力を飛躍的にアップさせる武器-アーティファクト-(魔神が(略) )といったいわゆるガチャ要素も有り。

これらはゲームを進めていくことで手に入る素材を使うことでレベルアップさせることができ、魔神の殺害が劇的に早くなっていく。

さて、ここまでこのゲームについて概要を書いたが
そもそもこのアプリには圧倒的に不可解な点がある。

それは…

 

『君の目的はボクを殺すこと2』が配信されていないこと。

なんと前作は『君の目的はボクを殺すこと』(無印)!
常識的に考えてそんなことはおかしい。
だが、それさえもこのゲームの伏線である。

実はこのゲームの特徴の一つは、

思いのほか面白いストーリー性にある。

なぜ魔神はあたかも分身をしたかのように無数に存在するのか、
そもそもなぜ自分を殺してほしいなんて言いだすのか、
そして「君の目的はボクを殺すこと2」はなぜ存在しないのか!

魔神が出てくるとなにかと意味深な言葉を残していくので、
続きのストーリーが見たいがためにゲームをプレイしてしまう!

邪道な物語が好きなあなたにおすすめしたい作品。

「君は『君の目的はボクを殺すこと。』というアプリを
プレイしたことはあるかい?
もしあるなら、今すぐここから立ち去るんだ!」
(App store 君の目的はボクを殺すこと3 説明欄 より引用)

総評:70%
オススメ度:★★★☆☆

作品データ
タイトル:君の目的はボクを殺すこと3
開発:FUNDOSHI PARADE K.K.
配信開始日:2016/11/30
現バージョン:3.7 (2018/2/22 アップデート)
ハード:スマートフォン

君の目的はボクを殺すこと3

君の目的はボクを殺すこと3